3)コンパイルの準備

1)評価版のダウンロード
ここからコア→ARMを選択して、評価版をダウンロードした。バージョンは8.11だった。

2)OCSDKのダウンロード
こちらからOCSDKをダウンロードする。

3)ライブラリーの入手
よく考えてみると、ライブラリーをお持ちでない方にとっては、ライブラリーの入手が一番大変そうだ。
こちらにある説明によると、MyLinearのアカウントを作成し、ソフトウェアリクエストフォームにプロダクトキーと部品番号の記入してダウンロードの請求をしなければならないようだ。
プロダクトキーと部品番号はハードウェア購入時に添付される購入証明書(Proof-of-Purchase certificate)に記載されていると書かれている。最低でも何か1個は先に購入する必要があるということである。

モジュールの価格を見てみると、チップワンストップではLTP5902IPC-IPMA1D0#PBFが\6,750@1pcsとなっていた。
また、デジキーではLTP5901IPC-IPMA1D0#PBFLTP5902IPC-IPMA1D0#PBFともに\7,696@1pcsであった。
デジキーでは古い品番のものの方が安くなっている。古いか新しいかは、モジュールの写真を見て、2個載っている水晶発信器の内1個が黒い四角のものは古いものである。
詳しくはEterna Serial Programmer Guideの40ページ以降を参照していただきたい。

評価するだけなら新旧どちらでも良く、また、モート(IPMA)でもマネージャー(IPRA、IPRB、IPRC)でもファームを書き換えれば同じなので、チップアンテナタイプが欲しい方は、デジキーの方が、今はお安く入手できる。
また、チップワンストップ、デジキーともに送料が無料になる価格に達している。
(価格は2017年5月11日現在のものです)

※追記
 通販で購入した場合は購入証明書が添付されないことが多いようだ。最初の1個はLTC(AD)より直接購入することをおすすめする。

無事にMyLinearのアカウントを取得し、リクエストが通るとライブラリーをダウンロードすることができる。
ダウンロードしたライブラリー(incとlib)をOCSDKのsrcの下にコピーする。

4)パイソンの入手
こちらからパイソン(2.7.xxの方)をダウンロードする。

以上で必要なソフトが揃うので、順次セットアップを行う。

5)EWARMのセットアップ
無償評価版セットアップガイドにWindowsXP(SP3)に対応しているように書かれているが、当方のノート、デスクトップともに撃沈したので、Win7以降でのセットアップをおすすめしたい。

6)パイソンのセットアップ
ダウンロードしたインストーラーを起動してパイソンのセットアップを行う。
C:\Python27 以下に導入される。

7)OCSDKとライブラリーの準備
ダウンロードしたOCSDKとライブラリーを解凍し、前記のようにライブラリー(incとlib)をOCSDKのsrcの下にコピーする。


以上でコンパイルの準備完了である。

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