7)評価キットがない時

さまざまな理由で評価キットがお手元にない方もいらっしゃることだろう。
それでも書き込み器(DC9010B Eterna Serial Programmer)があれば、モジュール側にピンヘッダーを半田付けすることで、なんとか接続し書き込むことができる。
ETERNA2 Users Guideの8ページに書かれているが、1.27ピッチ 5X2のピンヘッダーをJ2に付ける。


オプションとされている1~6番の信号がフラッシュメモリーのアクセスに使用される。
コネクタの型番(Samtec MTMM-111-04-S-S-175-003)を検索してみたのだが、簡単に購入することができそうにない。
おすすめはこちらのものだが、位置決め用の出っ張りがじゃまになるので、ニッパーで出っ張りをカットして使うと良いだろう。
接続用のケーブルも販売されているので、同時に入手しておかれるとよい。

しかし、DC9010B側のケーブルは2mmピッチなのに、どうやってつなげるの? と思われる方もいるだろう。
Eterna Serial Programmer Guideの33ページの機能ブロック図を見ると、P3コネクタが内部に用意されていることがわかる。


DC9010Bのカバーを外して、ここにモジュール側のピンヘッダーJ2に挿したケーブルの反対側を挿せばOKだ。
この時、カバーを外す前に電源(USBケーブル)を抜き、1番ピンの方向を間違わないようにケーブルを挿すように注意していただきたい。


DC9010Bもないという場合はどうしたらよいだろうか。
モジュールの電源を書き込み器側から供給するのなら、簡単な回路でDC9010Bもどきを作ることができる。
回路図は下図のようになる。


FT4232HLの評価モジュールを買って改造してもよいだろう。
ESPも問題なく利用できるはずだ。
私が作ったものも快調に動作している。


時間があれば基板化してみたい。

コメント

このブログの人気の投稿

13)こんどはI2Cで

12)非同期パルス

2)OnChipSDKとは